圧迫骨折について
つつみ鍼灸整骨院の菅野です。今回は往診担当の私が最近相談を受けた「圧迫骨折」についてご紹介致します。
圧迫骨折とは
脊柱圧迫骨折といい、背骨に上下方向からの大きい力が加わる事で生じる背骨の骨折の事です。本来はそう簡単につぶれてしまうことはありませんが、高い所からの落下などの縦方向に強い負荷がかかった時に起こります。転んだり、尻もちをついたり、何かを持ち上げる動作などでも起こる場合があります。
原因
主な原因は「骨粗しょう症」が要因にあります。骨粗しょう症は高齢者に多くみられ、骨密度が低くなり骨がもろくなっていく状態です。耐久性が低くなった骨は、少しの転倒でも、背中への衝撃に耐える事が出来ず、脊椎がつぶれてしまう可能性が高くなります。くしゃみや咳をしただけで発生した症例もあります。閉経後の女性に特に多いですが、年齢・運動・喫煙などの生活習慣にも関係があります。
圧迫骨折の症状
骨粗しょう症が要因で起こる圧迫骨折は胸腰移行部に生じることが多く、立ち上がり、歩く、かがむなどの姿勢が変わる動作に関連して、骨折部に疼痛がみられます。痛みの程度はさまざまで、日常生活が著しいく制限される程の痛みが出ることもあります。
骨折をしていても痛みをそこまで感じない場合もありますが、痛みを感じずそのまま放置すると、さらに脊椎の他の部分も傷付けてしまう可能性が高くなる場合もありますので、一度早めに診断と処置を受ける事をオススメします。
何年も前に起きた圧迫骨折であっても、いつまで経っても骨癒合が得られない偽関節になってしまうと、身体を動かすたびに骨が動いて、重い痛みや痺れが生じる事があります。重度になると神経麻痺になり寝たきりの原因となるケースもあります。
いくつもの場所に多発性に骨折が起こると背中が丸くなり、身長が低くなります。
転落などの大きな外力による外傷性椎体骨折の場合は、他の軟骨部に損傷を伴う事も多く、脊髄損傷を生じる場合や、骨折部位によっては重症では両下肢麻痺を生じる可能性があります。
※腫瘍などの転移による病的椎体骨折の場合
肺がんや乳がんが骨へ転移した腫瘍(転移性骨腫瘍)が、転移した部分は弱くなり、少しの外力で骨折してしまいます。骨折部の動作時痛だけでなく安静時にも痛みます。
治療
レントゲン検査、MRI検査で診断され、骨粗しょう症が疑われる場合は骨密度も測定されます。重度の骨折の場合は手術が必要になりますが、軽度の骨折の場合は簡易コルセットなどの固定をし、前かがみなどの痛みが出る動作をできるだけさけ、安静を心がけます。
当院でも圧迫骨折の方の疼痛の緩和のケアとして鍼灸治療を行っております。痛みの場所からその周辺の関連痛などの緩和を目指し、圧迫骨折の後遺症としての慢性腰痛や下肢の筋力低下で歩行不安定感もサポートさせていただいています。
背中・腰部の痛みに効果的なツボの紹介もさせていただきます。
委中(いちゅう)
膝裏の中央にあるツボ
→ふくらはぎの筋肉をゆるめるだけでなく、背腰痛にも効果がある
腎兪(じんゆ)
ウエストのくびれラインで背骨から指2本分外側
→背腰部筋肉の緊張をとり、水分代謝を促す
陽稜泉(ようりょうせん)
膝下の外側にある骨の出っ張りの下側のくぼみ
→腰痛を和らげ、足の筋肉の柔軟性を高める
太衝(たいしょう)
足の甲にある親指と人差し指の間を足首に向かってなぞった時のくぼみ
→腰部痛み・重さの軽減、自律神経を整える効能もある
圧迫骨折のケア以外にもよく使うツボになりますので、セルフケアにもぜひご活用ください。
私が担当する往診の患者さんからも何かの拍子に転倒してしまい、痛めてしまったり、不安になったりするお話をよく聞きます。病院に行った方がいいか分からない、なかなか痛みがひどく良くならないなど、一度状態を確認させていただければと思いますので、お気軽にご相談ください。
パーキンソン病について
つつみ鍼灸整骨院の菅野です。今回はたまにテレビなどでも紹介されるパーキンソン病についてご紹介させていただきます。
パーキンソン病とは
脳の脳異常のため身体の動きなどに異常が出る病気です。高齢者に多く日本では1000人に1人の割合で発症し、日本には約20万人の方が罹患しているといわれています。若い方でも発症することもあるので若年性パーキンソン病と呼ばれています。
原因
身体を動かすために脳の大脳皮質から全身の筋肉に指令を送ります。この時指示通りに身体が動くように運動の調節をしているのが,神経伝達物質の「ドパミン」です。ドパミンは脳の奥にある「黒質」で「ドパミン神経」が作られてます。このドパミン神経が減少し、充分に作られなくなると、運動の調節が上手くできず、身体の動きに障害がでます。
代表的な症状として
・歩く速度がゆっくりになる。(歩幅が狭く、動作が遅い・少ない・小さい)
・安静時でも手や足が震える
・バランスがとりずらくなる。重心が不安定な時に姿勢を立て直す事が出来ず、転倒してしまう。
・筋固縮が起こり、腕や足を動かそうとすると、関節がカクカクとする様な抵抗感が出る
運動以外にも、便秘、頻尿、冷え、めまい、発汗などの自律神経症状や、うつ症状や幻覚などの精神症状。物忘れや手順が分からなくなる認知障害、不眠や昼夜逆転などの睡眠障害、嗅覚障害などもみられる事があります。疲れやすくなったり、肩・腰・手足も筋肉ににも痛みが現れたり体重減少もその一つにあげられます。現在は効果的な治療薬も開発され、進行もゆるやかになる傾向にあります。早い段階から治療を始めることが大事です。
※先ほどの特徴的な運動症状はパーキンソニズムとも呼ばれ、脳や神経のほかの病気や薬物の副作用でも起こりうる可能性があるため、病院できちんと検査を受けることをオススメします。このパーキンソン症候群の場合はパーキンソン病の薬はほどんど効かないため、今後の治療をしっかり選択するためにも鑑別が重要です。問診や神経学的な診察、動作や歩き方の確認、MRIなどの画像検査など、医師がしっかりと診断して適切な治療を提案していただけると思います。
治療
根本治療する方法は現在まだ研究中ですが、症状を緩和を目的とする対症療法が中心となっています。薬物治療もとても大事ですが、長期に行うと副作用や薬が切れた後の反動などの問題が出てくる可能性があります。そこで手術療法という選択もありますが、運動訓練・リハビリ・鍼灸治療なども日々のケアとして重要です。
実際に鍼灸治療で使用しているツボをご紹介いたします。
足三里…膝のお皿の下から指4本分。すねのすぐ外側にあるツボ
胃腸の働きを整えるツボとしても有名ですが、足のトラブルにも有効です。
天枢…へそから指3本分外側の左右にあるツボ。パーキンソン病の患者さまの悩みの多くに便秘の症状があり、お腹の調子を整えてくれる効果があります。
百会…頭頂部にある、両耳の先を繋いだ線と身体の中心が交わる少し凹んでいるツボ。
頭をすっきりさせ、精神安定、快眠など頭部に関する症状にも使用します。
合谷…人差し指と親指の骨が交差するくぼみにあるツボ。
腹部の調子や自律神経を整えるだけでなく、肩こりやストレス軽減にも繋がる優秀な場所。
他にもその方の症状やお悩みによって治療も異なりますが、運動器へのアプローチや自律神経関連のものまで出来るかぎり対応させていただきます。
当院までなかなか歩行状態が難しい方は往診もありますので、お気軽にお問合せください。初回無料体験というかたちでも、お身体の状態チェックから実際の治療と今後の提案までさせていただきます。
複雑骨折ってどんな骨折?(本当にあった怖い話)
つつみ鍼灸整骨院の根本です。
本当にあった怖い話…皆さん、お盆はいかがお過ごしでしたか?自分はあっという間に休みが終わった気がします😭今回はちょ〜っち怖い夏の体験をお話します。
初めに…
皆さんは複雑骨折と聞いて、どういう骨折を思い浮かべますか?たぶん多くの人は、「骨が粉々になったもの」や「何本か骨折したもの」というイメージを持っているんじゃないかと思います。でも実は、複雑骨折とは、開放性骨折のことを指しているんです!
皆さんが思っているのは、もしかしたら粉砕骨折のことかもしれませんね。
まず、骨折の定義および、骨折の固有症状について説明します。
骨折の定義
「骨折とは、骨組織の連続性が完全にあるいは部分的に離断された状態をいう」と定義されています。骨の損傷は、損傷した骨自体が正常であるか、病的であるかによって分類され、骨折であれば、外傷性骨折と病的である骨折に分けられます。
骨折の固有症状
骨折をすれば、骨折部に現れる特有の症状があります。
異常可動性
骨折部における可動性で、関節であるかのように骨が動くものをいいます。
軋轢音(あつれきおん)
骨折端部が触れ合って発生する音のことです。これは、骨折部に指をあてて、かろうじて触知できる程度のものが多いです。
転位と変形
骨の位置が変わることを転位といいます。そして転位によって、外見上の変形が現れます。
複雑骨折と粉砕骨折の違いについて
複雑骨折=開放性骨折
軟部組織が損傷し、骨折部と外界が直接交通するものです。細菌感染の危険性が高く、皮下骨折とは異なった処置が必要となります。
開放性骨折は複雑骨折と呼びますが、粉砕骨折と混同しやすいので、勘違いしている人が多いことでしょう。次は、粉砕骨折とは何かをお話します。
粉砕骨折
骨折は骨折線の走る方向によって、横骨折や斜骨折、縦骨折などに分類されます。粉砕骨折はその分類の中に含まれます。粉砕骨折とは、強大な外力によって発生し、骨折線が複数存在して、骨片の多いものをよびます。そして粉砕骨折は、徒手整復が不可能な骨折です。
以上が複雑骨折と粉砕骨折の違いです。
複雑骨折は滅多に見られるものではありません。では今回、なぜそのような話をしたかと言うと…その複雑骨折を目撃してしまったからです😱(本人には了承済みです。)
怪我したところを見せてもらったら、「あっ、素晴らしい👏」って思ったほどに皮膚が切れている状態でした。Aさん曰く、「指が無くなった!」と思ったらしいです😰「指を曲げると骨が見えるから、曲げるのが怖い。」と語っていました。傷口がぱっくり切れていたので、自分は一言、「骨洗われるよ」と。(開放創は汚染や異物が存在することが多い。よって洗浄される。)
レントゲンとMRIを撮ったところ、基節骨の縦骨折だったそうです。それと伸筋腱(指を伸ばす筋肉)も半分くらい切れていたとか…。手術にて、骨にボルトを、伸筋腱の縫合を行ったそうです。この状態では当分は安静ですね😅
資料にと頂いた画像です。
ちゃんと骨折してますね😅
画像を提供してくれたAさんには感謝です。一刻も早く怪我が治ることを願っています。
今回は滅多にない症例のお話でしたが、いかがだったでしょうか?自分達もいつ大怪我するかは分かりません。日々気をつけて生活しなきゃいけませんね💦以上、お盆におきた本当にあった怖い話でした。
肌トラブルの原因について
こんにちは!つつみ鍼灸整骨院の飯村です。
今回は肌トラブルの原因について投稿していきます。
様々な皮膚疾患が存在し、悩んでいる方は多いと思います。どのような皮膚疾患があるのか。そしてどのような原因があるのかを考えていきます。
~疾患~
〇アトピー性皮膚炎 〇接触性皮膚炎 〇脂漏性皮膚炎 〇蕁麻疹 〇褥瘡
〇熱傷 〇薬疹 〇肝斑 〇単純ヘルペス 〇帯状疱疹 〇挫瘡(ニキビ)
〇白癬 〇掌蹠膿疱症 〇虫刺症 〇酒さ 〇脱毛症 〇多汗症
〇疣贅(イボ)
~原因~
原因には外因と内因が存在します。
〇外因
・紫外線 ・気温 ・湿度 ・エアコンの風 ・環境汚染 ・化粧品 ・ストレス ・物理的刺激 ・アレルゲン
などの外部からの刺激による反応で起こるもの。
〇内因
・体質 ・年齢 ・代謝の低下 ・免疫の低下、異常・偏食 ・内臓機能低下 ・便秘 ・血流不足 ・睡眠不足
など内部環境から来るもの。
~疾患と原因として考えられるもの~
〇アトピー性皮膚炎
外因:アレルゲンとの接触、化粧品・スキンケア製品による刺激、乾燥、汗、物理的刺激、環境的な刺激、ストレス
内因:食べ物、内臓機能低下、便秘、免疫低下、体質
〇接触性皮膚炎
外因:化粧品、金属製装身具、衣類、洗剤、医薬品
〇脂漏性皮膚炎 基本的には不明
外因:カビ ストレス
内因:睡眠不足 食生活の乱れ
〇蕁麻疹
外因:食べ物 薬剤 温度変化 ストレス 日光
内因:疲労
〇褥瘡
外因:長期の圧迫刺激
〇熱傷
外因:熱源との接触
〇薬疹
外因:内服薬 注射薬
〇肝斑
内因:女性ホルモンの影響の可能性
〇単純ヘルペス
外因:ストレス 紫外線 冷風
内因:風邪 免疫の低下 疲労 生理前
〇帯状疱疹
外因:ストレス
内因:疲れ 免疫の低下 睡眠不足
〇挫瘡(ニキビ)
外因:ストレス
内因:皮脂分泌過剰 ホルモン分泌過剰
〇白癬
外因:水虫患者との間接的な接触
内因:免疫の低下
〇掌蹠膿疱症
外因:喫煙 歯科金属 の可能性
内因:扁桃肥大 慢性病巣感染 の可能性
〇虫刺症
外因:アレルゲンとの接触
〇酒さ
外因:紫外線 アルコール ダニ 薬の副作用 過度のストレス
ステロイドの長期服用 の可能性
〇脱毛症
外因:ストレス 疲労
内因:免疫異常 アレルギー 遺伝 ホルモン
〇多汗症
外因:環境温度 薬剤副作用 感染 ストレス
内因:ホルモン 代謝 神経異常
〇疣贅(イボ)
外因:ウイルスとの接触
疾患に対しての内因と外因いかがだったでしょうか!
原因を理解して避けられるものは避けて、変えられるものは変えていく
自分ではどうにもできないものに対しては近くの医療機関に相談してみましょう。
ここからはお家で簡単にできるセルフケアとしておススメのツボをご紹介します!
今回紹介するのは
①腸ケアのツボ
②免疫力を高めるツボ
③ストレス緩和のツボ
の3つです。
①合谷(ごうこく)
(手の親指と人差し指の間ツボ)
胃腸の循環に関りがあり腸ケアとして活用されます。
(胃腸機能が悪いと必要な栄養分をうまく吸収することができず細胞に行き渡らない為、結果として肌荒れや乾燥、皮膚疾患へと繋がります。)
②足三里(あしさんり)
(膝の皿のすぐ外下方のくぼみから指4本分下がったところ)
足の胃経という経絡のツボで吐腹の病は足三里と言い伝えられています。
アフリカにいる医師が足三里にお灸をするという活動を続けた結果、受けた方の免疫力が上がり感染症が減ったと言う事実があります。
③神門(しんもん)
(掌側手首の横しわの部分で小指側の少しくぼんでいる所にあるツボ)
手の心経という経絡のツボで心は精神状態に関わります。
心地よい刺激を入れることでストレスの緩和や睡眠の質を高める効果が期待できます。
~最後に~
当院では皮膚疾患の患者様に鍼灸での免疫の向上、腸ケア、自律神経の安定、
全身の血流改善に合わせて乳酸菌による腸ケアを合わせておススメしております。
肌トラブルでお悩みがある方は1度ご相談されてみてはいかがでしょうか??
「頚椎性めまい」について
つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。今回は「頚椎性めまい」についてです。過去にも「めまい」をテーマにしたブログも挙げたこともあるのですが、今回は頚椎関与のめまいを掘り下げていきたいと思います。
めまいの患者様は当院にも多く御来院されています。めまいの原因も多岐にわたりますが(メニエール病、前庭神経関与、小脳疾患、内耳症、先天性眼振症、聴神経腫瘍など)ある検査機関の報告によると、めまいの患者様1,000名を検査した結果、89%の方の原因は頚性関与のめまい(首が原因とみられるめまい)だったとの結果が出たそうです。
頸椎性めまいの症状は?
実際、当院に御来院される患者様も、【頸椎の痛み】【鈍痛】【頭の動き(頸椎の動き)によってめまいが誘発される】【上肢へのシビレ、違和感】など頚椎に関連性のある患者様が多く、頚椎の正常な可動域(頸椎屈曲60°、伸展50°、左右回旋60°、左右側屈50°)が、頸部周囲の筋肉の柔軟性、頸椎の加齢などによる変形、椎間関節周囲の痛みなどによって保たれておらず、後頚部の板状筋や上部僧帽筋の過緊張がみられるケースがほとんどです。また、併発症状としては、胸の苦しさ、梅核気:ばいかくき(喉のつまり感)、目の奥の痛み、睡眠障害などの自律神経の乱れによる症状が多いです。ですので、頚椎性の「めまい」の症状緩和のポイントは、単に耳周囲の血流をよくするだけではなく、自律神経の乱れそのものを改善する必要性があるのです。
他の「めまい」の原因として臨床の現場でみられるものとしては、低血圧の関与の「めまい」もみられますが(起立性低血圧)頚椎性のものと比べると少数です。。血圧は姿勢や環境によっても日々変動しています。健常者であっても血圧は座った姿勢からの立ち上がりの際は、一過性に血圧は下がります。血圧が日常的に低い方は、立ち上がり時に更に血圧が低下し、脳血流量が減少し、めまいが起こります。あなたがもし、寝ている状態からの立ち上がり、若しくは座った姿勢からの立ち上がり動作での「めまい」では無く、日常的に血圧を測って特別低くないのであれば、低血圧の原因では無いでしょう
頸椎性めまいの治療方法は?
鍼灸をオススメします。鍼灸は、めまいの原因にもなる頚椎の周囲の筋肉の緊張や痛みの緩和、自律神経を整える効果があります。当院のおこなっている鍼灸は中谷義雄医学博士考案、京都大学で体系化された「良導絡自律神経調整療法」をおこなっております。良導絡の考えは皮膚の電気抵抗とストレッサーの関係性がベースになっています。自律神経と皮膚の電気抵抗は関連性があり、自律神経が乱れることによって皮膚の電気抵抗にも同じく乱れがおこることが分かっています。当院では自律神経の測定機(ノイロシステムビジョン:NSV)を用いて、患者様の自律神経の状態を測定し、どの経絡に異常がみられるか確認した上で施術致します。自律神経の状態は、日々のストレスや睡眠不足、疲労の蓄積など様々な要因によって日々変動しますので、毎回の来意時に自律神経測定機で確認した上で鍼灸施術をおこないます。
鍼灸に対しては「痛みの有無」など、何かと不安な方も多いと思います。鍼灸の受診経験の無い方は尚更です。当院ではメールや電話でのご相談も承っておりますのでご安心ください。自律神経測定機を受けてみてからの判断も可能です(測定自体は無料です)
※ 耳鼻科、脳神経外科等を受診されてお体の状態を確認されてからの鍼灸の受診をお勧め致します。脳神経関与などが原因の場合、鍼灸の適応症状ではございません。
帯状疱疹について
つつみ鍼灸整骨院の菅野です。
前回気候変動やストレスによる自律神経の話をさせていただきました。今回は同じ原因でも身体の免疫力が低下すると出やすい「帯状疱疹」についてご紹介いたします。
帯状疱疹とは
水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスにより引き起こさせるものです。
子供の時にこのウイルスにかかると水ぼうそうを発症します。治った後もウイルスが体内に潜んでいて、気候変動や過労、ストレスなど免疫力が下がると今まで抑えられていたウイルスが再び活性化して再発症します。ウイルスは神経の流れに沿って神経節から皮膚へ移動し、チクチク・ピリピリなどの痛みを伴い、赤い斑点と水ぶくれが多数帯状に広がります。肋間神経のある胸や背中がよく現れる部位ではありますが、顔、腕、下腹部、脚など身体のどこにでも現れる可能性があります。
日本人の約90%が水痘・帯状疱疹ウイルスを保持しています。50歳以上で発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症していると言われています。
帯状疱疹は早めに病院で行くことが重要です。じっとしていても身体の片側が痛い、ぶつけた等の原因が思い当たらない、最初は発疹が出るまで見た目では分からない状態です。時間がたつと発疹が現れるので発疹が出てきたら、できるだけ早く医師に相談しましょう。治療が遅れたり、治療しなかった場合、合併症・後遺症のリスクがあります。
合併症の種類
発熱や頭痛のような全身的な症状も現れるケースもありますが、ウイルスは神経沿って障害を引き起こすので部位によって症状が異なります。
〇中枢神経
脳炎…頭痛や悪心・嘔吐・痙攣
脊髄炎…下肢の麻痺や膀胱直腸障害
〇眼部
角膜炎、ぶどう膜炎、虹彩毛様体炎など…目の痛み、違和感、失明の可能性あり
〇顔面部
顔面麻痺…片側の表情筋麻痺、耳鳴り、めまい、難聴、味覚障害
後遺症で一番多いケースは「帯状疱疹後神経痛」です。
皮膚症状が治った後も痛みが残り、ズキズキする、焼けるような感じや締め付ける感覚が持続的に起こります。ウイルスによって神経が傷つけられた結果、神経の過剰な興奮や自発痛、痛みを抑える経路の障害などが発生し、痛覚過敏や通常では痛みとして認識されない接触や圧迫が痛みと捉えてしまう感覚異常を引き起こしてしまいます。
では、帯状疱疹も合併症・後遺症リスクも下げるにもどうすればいいのかですが、一番の予防方法は免疫力低下させないよう日頃の体調管理が重要です。食事・睡眠・運動・ストレス軽減させるためのリラックスする時間をもうける事など、身近なところからこころがけましょう。
他にも現在は50歳以上の方を対象に帯状疱疹のワクチン接種もあります。ウイルスに対する免疫力を高めて、帯状疱疹が発症したとしても軽症ですみ、その後の帯状疱疹後神経痛などの後遺症の予防につながります。
当院でも帯状疱疹や合併症などで来院される方々がいらっしゃいます。全身の治療で、発疹や神経痛部位の患部から、免疫力向上の治療なども行っております。症状によってもアプローチに仕方が多少異なりますので、気になるものがあれば、お気軽にご相談ください。
最後にご自宅でも出来るセルフケアで、免疫力をあげる効果のあるツボをご紹介します。
足三里…膝のお皿の下から指4本分。すねのすぐ外側にあるツボ。
胃腸の働きを整え、栄養をしっかり吸収する。
合谷…人差し指と親指の骨が交差するくぼみにあるツボ。
自律神経を整え、下痢や便秘症状の改善、肩こり解消やストレス軽減にもつながる
太衝…足の甲で綾指と人差し指の骨が交わるところにあるツボ。
血流や気の巡り改善する効果がある
気海…おへそから指2本分下にあるツボ。
全身の血流を良くし、身体を温める
免疫力は目には見えないものですが、普段私たちの身体を常に守ってくれています。
帯状疱疹のウイルスだけでなく、現在流行中のコロナウイルスなども免疫力アップして対策するのにも有効的ですので、日常生活の管理とセルフケアも無理のない範囲で心がけてみてください。
腰痛について
つつみ鍼灸整骨院の根本です。今回のテーマは整骨院でよく見かける「腰痛」について話していきたいと思います。
腰痛を起こす原因としては、筋肉の疲労や姿勢不良、ストレス、組織や骨の変化など様々な原因が考えられます。そこで、どう言った腰痛があるのか、いくつか紹介していきます。
○筋筋膜性腰痛
筋筋膜性腰痛は、腰部の筋肉や筋膜に対して負荷がかかることで筋肉が緊張し動きが制限されることで痛みを生じます。長時間のデスクワークや中腰作業などによる姿勢不良で、慢性的な疲労により筋肉や筋膜にストレスがかかることで痛みが発生するのと、日常生活やスポーツ中の無理な体勢(過伸展・屈曲・回旋など)によって筋肉に過剰な負荷がかかる場合に発生します。
筋筋膜性腰痛の特徴としては、脊柱起立筋や胸腰筋膜に沿った痛みや圧痛、運動痛があり、決まった動作ではなく、何をしても痛みがあるというような症状です。腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰痛と違い、神経や骨の異常やシビレなどの神経症状がないのも特徴です。
○椎間関節性腰痛
椎間関節とは、上位の椎骨の下関節突起と、下位の椎骨の上関節突起が対面してできる関節であり、そこに外傷などの衝撃やスポーツや日常生活での繰り返しの負担、加齢などによる椎間関節の変性が原因で、椎間関節に炎症が起こり痛みが生じます。
椎間関節性腰痛の特徴としては、脊椎圧迫で椎間関節部に疼痛、起床時の痛み、腰部伸展により痛みの増強、運動時の痛みの増強などの症状があります。また臀部や下肢にも痛みが生じることもあります。下肢にシビレが生じる少ないですが、変性がひどい場合だと稀に生じることもあります。
○椎間板性腰痛
椎間板とは、上下の椎骨の椎体の間に存在し、椎体を互いに連結してます。脊柱に加わる衝撃に対してクッションの役割を果たします。椎間板は中心部の髄核と、外周の線維輪からなります。髄核は70〜80%の水分を含むゼリー状の組織です。椎間板は、加齢や繰り返しの圧迫力によって内側にある髄核の水分が減っていき、クッション性が低下し硬くなります。この状態で、衝撃を受けると椎間板の外側の線維輪に亀裂が入り、それによって痛みを生じます。進行すると髄核が飛び出してきて、神経を圧迫する腰椎椎間板ヘルニアに移行します。椎間板は1度損傷すると元には戻りません。できるだけ椎間板への負荷を減らすことが重要となります。
鍼灸治療
鍼灸には、自律神経の調整や鎮痛効果、筋肉の緊張緩和、血液循環の改善といった効果が見られます。鍼を刺すことによって、筋肉がほぐれ、筋肉の血流改善もされ腰痛が緩和されます。奥深くの筋肉にまでアプローチが可能なため、痛みの根本の改善が期待できます。鍼には即効性があるのと、次の日とかに痛みが下がる遅延効果も期待できます。
○腎兪(じんゆ)
最も細いウエスト部分の背骨から、指2本分外側。左右1箇所ずつ同じ位置にある。
○大腸兪(だいちょうゆ)
腸骨稜を結んだ線上で、背骨から指2本分外側。
左右1箇所ずつ同じ位置にある。
○腰腿点(ようたいてん)
手の甲側で、第2・3と第4・5中手骨底間の2点に取る
こちらのツボを5~10回気持ちいいくらいで刺激すると良いでしょう。
以上、腰痛のことをお話してきました。腰痛でお困りの方がいましたらお気軽にご相談して下さい。もし、鍼灸に少し抵抗がある方はマッサージも行っておりますので、ご相談下さい。
発毛、脱毛について
こんにちは!!つつみ鍼灸整骨院の飯村です。今回も頭皮及び発毛、脱毛に関する情報をお伝えしていきます。
今回のテーマは発毛部(①バルジ領域、②毛乳頭、③毛母細胞)と、そこに対する施術についてです。
まず①のバルジ領域に関しては最近注目されるようになってきたので、まだ知らない方も多くいらっしゃると思います。
バルジ領域は毛球部分と皮脂腺の間の真皮層に存在していて、そこには毛髪の産生に関わる2つの司令塔の細胞が存在していると言われています。
1:毛包幹細胞:毛髪の産生を促す細胞
2:色素幹細胞:色素「メラノサイト」の産生を促す細胞
この2つの幹細胞が毛球部分に指令を出すことでしっかりとした黒い毛が産生されていきます。 脱毛をする場合このバルジ領域にアプローチすることで毛髪を産生する指令を減らすことができると言われています。
次に②毛乳頭に関しては毛の発生や成長の根源となる部で毛細血管から栄養分を取り込んで毛母細胞に届ける働きをしています。
最後に③毛母細胞に関してはバルジ領域からの指令を受け、かつ毛乳頭からの栄養供給を受けて細胞分裂を繰り返すことで毛に成長していきます。
従来の脱毛はこの毛乳頭、毛母細胞にアプローチをして毛自体を破壊することをしていたそうです。
~施術方法~
施術方法については当院で行なうヒト幹細胞培養液を使ったREIZ(ライツ)施術の紹介をします。
REIZとは「鍼を使わない美容鍼」と言われていて専用のニードルレスインジェクターを使ってヒト幹細胞培養液を高圧ジェットエアーでお顔または頭皮に打ち込んでいく施術を言います。
ヒト幹細胞培養液とはヒト幹細胞を培養する際に染み出ている上澄み液のことで、ヒト幹細胞培養液にもヒト幹細胞からの有効成分が染み出ていると言われているのでジェットエアーで打ち込むことで肌や頭皮に浸透して線維芽細胞や毛母細胞など細胞レベルに働き、お肌や頭皮の若返り、リフトアップ、ハリのキープ、ターンオーバーの正常化、発毛育毛促進が期待できます。
また、客観的視点を持って施術を行なうために当院ではマイクロスコープを用いた頭皮の状態チェック、正面像、側面像、頭頂部の写真撮影を行ないどのくらい変化が出ているのか1~3か月に1度確認しながらの施術となるので継続した効果が分かりやすいのが特徴です。
実際の写真はこちら👇
①マイクロスコープで毛根部の状態(毛根部のつまり、皮脂、血色など)を観察・確認します。
②簡易的に頭皮を洗浄後、マッサージ機で頭皮の血行を改善させます。
②ヒト幹細胞培養液を注射器に入れ、インジェクターにセットします。
③注射器にセットしたヒト幹細胞培養液をREIZのジェットエアーで頭皮に噴出し、真皮層に培養液を導入します(痛みはありません)
東北では2台、福島県では当院のみ取り扱いの機器となっております。
ただいま¥6600にてお試しをやっております(首都圏地域では単回4~5万円の施術です)
興味がある方はお問合せ下さい。
自律神経の変動と心身の影響について
つつみ鍼灸整骨院の菅野です。
今年の6月も気温の上り下がりが激しく、上手く身体が慣れず、体調も崩しやすい時期になりました。これは自律神経の乱れが起こしているせいでもあります。
今回は自律神経の働きと身体だけではなく気持ちにも影響がどの様に出るのかも、お話させていただきます。
自律神経とは
内臓機能、体温、代謝などを24時間体制で体の機能をコントロールしてくれる神経です。自分の意志とは関係なく自動的に働き、生命活動に必要な機能の調節をします。例えば、心臓や胃腸など内臓は自分の力で意図的に動かしたり、止めたりする事もできませんし、寝ている間も、しっかり動いてくれています。一方、手足などの筋肉や関節は、自分の意志で動かすことが出来る、運動神経によってコントロールされます。
また、自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。
交感神経:身体を活動的にする神経で、交感神経がよく働くと心臓の働きが活発になり、血管が拡張して、血流が増加し、手や足の筋肉など運動するのに必要な場所に血液を行き届けるように作用します。仕事や運動する時などによく働きます。
副交感神経:身体を休ませる神経で、胃腸の機能を高め、消化しやすいように働きかけます。さらに心臓や呼吸などの機能が抑えられて、身体を安静にしようと保とうとします。食事や睡眠の時によく働きます。
この2つの神経を場合によって上手く調整して使い分けることで生命活動を、より円滑にします。
自律神経の乱れとは
外気の寒暖差や内面的ストレスや昼夜逆転などの不規則な生活習慣、自律神経失調症などの疾患、更年期などのホルモンバランスの変化などが原因でバランスよく働いていた自律神経が上手くコントロールができなくなる状況の事を言います。一時的に症状が出る方もいれば、慢性的に症状が出る方もいます。長く出る方は引き起こしやすい疾患が原因の可能性もあります。
自律神経失調症とは
精神的なストレスや過労が引き金となり自律神経が乱れ、心にも身体にも不調があらわれる状態です。
不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルにより、吐き気、多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不眠などの症状が出やすいですが、かなり症状の出方は人によって違うのも特徴です。病院などで自律神経失調症なのかチェックシートなどもありますが、不定愁訴の総称として捉えられていることもあります。
日常生活での予防
生活習慣の改善…意識的に休息や睡眠を取ることで、交感神経と副交感神経のバランスを保つ事を意識し、働きすぎや休みっぱなしという極端になりすぎないことに注意しましょう。
栄養バランスの良い食生活…栄養の偏りがない様に心がけ、バナナや豆腐などの大豆食品に含まれる「トリプトファン」や、赤身肉、卵、魚介類に含まれる「ビタミンB12」、ナッツ類やかぼちゃに含まれる「ビタミンE・C」なども積極的取り入れることもオススメです。乳製品や小魚に含まれる「カルシウム」も交感神経を抑制しイライラ軽減にも効果があります。
腸内環境を改善…自律神経と腸内環境は相関関係がある事が分かっているため、先ほどの睡眠や食事だけでなく、起床時コップ1杯の水を飲むと腸に刺激が行きスムーズな便通を促してくれます。
全身を使う運動…運動不足改善も含め、ヨガやストレッチ、ウォーキング、軽い筋トレなど、激しくなく、無理のない範囲で継続できるものを選んでみてください。
血流改善ツボ押し…マッサージも自律神経を整えるのによい方法です。血行促進し、副交感神経の活性化につながります。
〇百会…頭頂部。両耳を結ぶ線と顔の正中線が交わる少しくぼんでいるツボ。頭痛や不眠を和らげる効果があります。
〇手三里…肘を曲げた時にできる腕の外側のしわから指3本分下のツボ。胃腸の働きも自律神経のも整えてくれます。
〇内関…手首のしわから指3本分下のツボ。めまいや胃の不快感、吐き気も和らげてくれます。
〇労宮…拳を握った際の中指と薬指の間あるにツボ。ストレスや胸の痛み、緊張や不安を緩和してくれる効果があります。
目には見えない自律神経の症状は、なかなか原因が分からず、病院に行っても、薬を服用しても治る感覚がないなど、不安になる方も多いと思います。
鍼灸治療は自律神経の整えるには有効的な治療方法の一つである事は、まだまだ知らない方も多い分野だと思いますので、当院では「良導絡」という自律神経を測定する機械もおいていますので、お体の状態やその日の状態なども、測定結果も見ながらお話できるので、気軽にご相談ください。
育毛、脱毛、抜け毛の原因(毛周期の乱れについて)
こんにちは!つつみ鍼灸整骨院の飯村です。
最近の診療の中で、ヘアトラブルを抱えている方が意外と多いと感じます。今回はそのヘアトラブルのお悩みに対して知っておくべき情報をお伝えしていければと思います。
~はじめに~
ヘアトラブルを考える上での基本情報として毛周期があります。「毛周期とはなにか?」「抜けてしまう、もしくはなかなか伸びてこないのはなぜか」が今回のブログを通して分かってきたら幸いです。それではお話していきます。
毛周期とは「成長期1(初期)→成長期2(後期)→退行期→休止期」の4段階サイクルを繰り返して、毛の生え変わる周期のことを言います。特別に外的な刺激を加えていないにもかかわらず髪の毛や眉毛、まつげなどが生理的に抜けてしまうのは成長期が終わり退行期、休止期のプロセスを歩んでいるからです。毛周期は毛1本1本がそれぞれ異なっていて約2~6年をかけて1サイクルすると言われています。
ではここから毛周期の3段階を詳しくお話していきます。
①~成長期~
成長期は文字のごとく髪が成長する段階です。毛母細胞という髪の成長に関わる細胞が分裂、活動することで髪がどんどん伸びてきます。この毛母細胞は生理的再生を繰り返す細胞として知られていて活動が活発です。成長期の髪は全体の85%~90%と言われていて、期間として2~6年かけて成長していきます。1日当たり0.3mm~0.4mm成長し、1年間で約15㎝伸びるとされています。
②~退行期~
退行期は髪の成長が遅くなってきて完全に止まる前の段階です。約2~3週の期間となると言われていて毛母細胞と毛乳頭細胞が離れていき伝達や栄養の供給が弱まり成長が遅くなります。髪全体の1%が該当すると言われています。
③~休止期~
休止期は髪の成長が完全に止まった段階です。約2~3か月続くとされていて毛乳頭細胞の伝達や栄養の供給が止まるとされています。髪全体の10~20%が該当すると言われています。そして発生の時期がやってくると新しい毛が生えてきてそれと同時に古い毛が押し出されるようにして自然に抜けていきます。
~次に~
毛周期の乱れの原因についてお話します。
いくつか原因がありますがここでは3つ挙げていきます。
①~血流不足~
血流不足は細胞への酸素、栄養の供給を低下させます。自律神経の交感神経が関わっており、交感神経優位で血管が収縮するので低下します。ストレス処理、喫煙、カフェインの摂り過ぎなどに気を付けましょう。
②~栄養不足~
髪の毛の生成には主にタンパク質が関わります。またタンパク質を効率よく吸収するのにビタミンやミネラル炭水化物が必要になります。まずはバランスの良い食事を心がけると同時に厚生労働省基準の1日に必要なタンパク質量である体重×1グラムを意識してタンパク質摂取をすることが望ましいです。
③~睡眠不足~
睡眠不足は髪の生成に必要な成長ホルモンの分泌に関わります。良質な睡眠は成長ホルモン分泌を促進します。22時~2時の間に最大の分泌が行なわれるので意識的に睡眠を取れることが望ましいです。
有効なツボ
ストレス処理及び血流に対して有効なツボをご紹介します。押しすぎないように注意して心地よいくらいで1日数回行ないましょう
①神門
リラックスのツボ。手首の小指側 しわの最も内側
②湧泉
リラックス&全身血流促進のツボ。足の裏 指を曲げた際の窪み
③百会
頭部血流増加&美髪のツボ。頭のテッペン 両耳を折りたたみ、先端からの延長線上
④太渓
全身血流増加のツボ。内くるぶしとアキレス腱の間
~最後に~
毛周期、乱れの原因、対策についていかがだったでしょうか?今回紹介した原因、対策は1部になりますので様々な方法の中からご自身に合う方法を見つけられて今後のプラスにしていただけたら幸いです。
当院では鍼灸施術やヒト幹細胞培養液を使った発毛&美髪、抜け毛予防及び脱毛対策を行なっております。
ご不明な点は電話でもご相談を受けますので気軽にご相談ください。
少しでも発毛、脱毛、美髪にお悩みの方の力になれますように!!
最後まで閲覧いただきありがとうございます!!