2022.03.21

メニエール病にオススメはコレ!

つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。

今回はメニエール病についてです。

メニエール病の患者様は近年増加傾向で、30代から50代の男女に多く見られます。めまい等を伴うため日常生活に支障を非常に来たし、当院にも、とても多くの患者様が御来院されております。メニエール病は内耳のリンパ水腫による循環不全という説が有力とされていますので、内耳周囲の血液の循環をよくするということが、症状改善にとって、とても重要になってきます。解剖学的には、内耳は聴覚を司る「蝸牛」と、平衡感覚を司る「前庭」や「半規管」からなり、この中はリンパ液でみたされています。内耳には外リンパと内リンパで満たされていますが、内リンパの増えすぎた状態を内リンパ水腫といいます。

メニエール病の症状は?

メニエール病は、耳鳴り、難聴、回転性めまい、耳閉感が主症状で、自然治癒もありますが、完治まで数ヶ月を要することも多く、難治も多く見られます。メニエール病は内リンパ水腫による内圧上昇によって感覚細胞を乗せて振動する蝸牛基底板の動きを全体的に悪くするので、低音型の内耳性難聴になります。耳鳴や耳閉感として現れることも多いですが、内リンパ圧の正常化によって回復します。

・メニエール病を発症する方の共通点は?

メニエール病の患者様には水分代謝障害が起こっていることが多いといわれています。実際に血中の抗利尿ホルモン(ADH)の高い例が多く、耳周囲の血流の改善もそうですが、抗利尿ホルモンを抑制することが鍵になります。また、原因と言われる「内リンパ液の産生・吸収」には自律神経が大きく関与していると言われており、自律神経の乱れも整えることもメニエール病の症状の緩和には必須です。

・そもそも自律神経とは?

自律神経は呼吸や排泄、睡眠、発汗、生殖、消化吸収など、自分の無意識下で働いている神経で、交感神経と副交感神経にわけられます。この交感神経と副交感神経が自律的に身体機能を調節することによって、生命が維持されます。睡眠中に呼吸や消化、心臓の拍動が止まらないのも、自律神経がそれら内臓の機能の調節を勝手におこなってくれているからです。

しかし、多岐に渡る身体の機能を調節する神経ですので、ストレスや睡眠不足などが原因で自律神経に乱れが生じると、様々な不調症状がでます。メニエール病もその一つと言われています。鍼灸のその効果は、WHO(世界保健機構)でもしっかりと認められており、WHOが認める鍼灸適応疾患の中に当然メニエール病も入っています。鍼灸は自律神経、ホルモンバランスの乱れ等に作用し、副作用の無い安心・安全な施術方法と言えます。

・鍼灸ではどのようなことをおこなっていくのか?

メニエール病の症状の軽減のためには、自律神経の働きを正常にしていくのが重要ですので、鍼灸の施術は最も適した施術方法であると考言えます。自律神経を整えるツボは全身に分布していますので、耳周囲だけの施術ということではありません。全身には経絡というツボとツボを結ぶ線路のようなものが何本も流れています。病気や身体の不調がある場合、それに反応して経絡も乱れが起こりますので、その流れを整えます。目の周囲のツボや身体の水分のバランスを整えるツボの調整も必要です。それらの効果のあるツボを使用することにより、自律神経が整うことはもちろんですが、耳周囲、目周囲の血液の循環も増加しますので、反応の良い方は施術の最中に、めまい、耳鳴り症状の減弱を体感される方もいらっしゃいます。

当院の鍼灸治療は、自律神経の専用の測定機(ノイロシステムビジョン)を用いて、自律神経の状態を確認して上での鍼灸の施術になります。測定の際も全く痛みもなく、自分のお体の状態が把握できるので、皆様納得していただけていると思います。

施術に関し不安な点や、質問などございましたら遠慮なく電話やメールなどで連絡ください。この病気で悩まれる方が一日でも早く、苦痛から解放されますように願っております。

2020.03.18

めまいに効果的なツボはココ!

こんにちは。つつみ鍼灸整骨院の松岡です。
今回は「めまい」についてです。

当院にも多くの「めまい」の患者様がご来院されています。

 

めまいは大きく分類すると、

・回転性めまい(メニエール病、前庭神経炎、突発性難聴など)

 鍼灸が効果的です。

・動揺性めまい(小脳、脳幹などの病気など)

 医科の受診をおススメしています。鍼灸で根本的に治すのは難しいですが、ある程度症状の軽減が可能ではないかと思います。

・起立性めまい(主に低血圧関与)

鍼灸で対応可能です。多少の期間が必要かもしれませんが・・

に分類されます。

その中で当院での来院される患者様で多いのが回転性めまいです。

鍼灸が良く効きます♪

頭を上下や左右に振ったり回したりするとグラグラ回る。。

耳鳴を伴っためまいがある。。

このような症状の方は鍼灸を一度試してみても良いかもしれませんね♪

そこで頭位性めまいに有効なツボはココ!!

聴宮(ちょうきゅう)

耳の前で、口を開いた際にできる窪みの場所にあります。

めまいもそうですが、耳鳴りや難聴に効果的です。

この聴宮の深部には、めまいの原因にもなる三半規管や前庭神経があります。

鍼が最も効果的だと思いますが、ご自宅でおこなうなら、お灸を用いて刺激してあげると効果的です。

 

当院の鍼灸は良導絡といって自律神経の状態をグラフ化し、

お身体の不調が目で見て確認できる鍼灸施術をおこなっています。

回転性のめまいといっても、原因によって経絡(ツボの流れ)や、経穴(ツボ)も違いますので、その方のお身体の状態にもっとも適した経絡、経穴を選択し施術します。お悩みの方に是非受けていただきたいです。

是非ご相談ください♪

 

 

 

 

2020.02.13

耳鳴と鍼灸

こんにちは。院長の松岡です。

最近耳鳴の症状でお悩みの患者様が多く御来院されるので記事を書こうと思います。

人口の10%から20%の方が耳鳴りを経験されるとも言われています。

まず耳鳴の種類としましては、まずは自覚的耳鳴と他覚的耳鳴に分けられます。他覚的耳鳴は血管や可動部位からの体内雑音が多く、第三者にも聴取可能です。実際臨床の現場で良く遭遇するのは自覚的耳鳴で、その多くは原因がはっきりせず、CTやMRIでも脳の形態的異常は認められないことが多いです。

 

なぜ耳鳴がおこるのか?

耳鳴症状の多くは、聴覚中枢の異常信号であり(中枢神経の病気ではない)、原因としては過度なストレスなどが引き金になり、めまい、うつ症状、不眠、胸の苦しみ(息が吸いにくい)、首の痛みなどを併発することが多くあります。これらの随伴症状の原因としましては、自律神経系のバランスの乱れが原因であることが考えられます。

 

鍼灸の効果

鍼灸の作用は自律神経系に好影響をもたらします。当院では頭や手足、体幹にあるツボを自律神経測定器(ノイロシステムビジョン)で自律神経の状態を測定の上、施術致します。繰り返しの施術によって脳の聴覚中枢周囲に作用し、耳鳴の音量や鳴っている時間が段々と少なっていきます。10年から50年くらいの歴がある難聴や耳鳴も、あきらめずに是非ご相談ください。

※事前に専門の病院を受診され、耳の異常や脳疾患の有無を確認の上、鍼灸を受診されることをおススメ致します。中枢神経系に異常のある場合は鍼灸の適応症状ではございません。

Tel.024-962-7377ネット予約
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