思春期ニキビ・大人ニキビの原因とセルフケア
こんにちは!つつみ鍼灸整骨院の飯村です。コロナ渦でマスク生活が続き、肌トラブルを抱えている人が多いと感じます。今回はお悩みの方が多い「ニキビ」について投稿していきます。
ニキビは主に10代から30代の比較的若い世代で悩む方が多く10代では「思春期ニキビ」20歳を過ぎてくると「大人ニキビ」などと呼ばれて悩みどころが変わってきます。
~「思春期ニキビ」~
オイリー肌の人に多いと言われ特に「額」にできることが多いです。遺伝的要素が強く家系的にオイリー肌だったりニキビ体質であったりすることが多いと言われています。甘いものの食べ過ぎや夜更かしなどの習慣で悪化することもありますので注意が必要です。髪の毛が接触して悪化することもありますのでオープンにして接触しないようにすることがおススメです。さらにスキンケアで余分な皮脂をカットしていくことも必要になります。
~「大人ニキビ」~
乾燥肌、オイリー肌の両方でできる可能性があり、今までニキビがなかった方でもできてくる事があります。特に「アゴ周り」にできることが多いと言われ、ストレスや不規則な生活などの影響があると言われています。ホルモンバランスの乱れや生理周期に乱れを起こして発生する可能性があります。スキンケアはもちろん大切ですがインナーケアを大切にする必要性があります。
ここまでニキビの種類に関して話を進めてきましたが一般的にニキビが出来上がっていく流れを理解した方が予防しやすいと思いますのでお伝えしていきます。なお下記①~➄に関しては適切なケアで進行を止めることができます。
①角質の肥厚
毛穴の出口付近の角質が異常に厚くなり毛穴の出口を塞いでしまうと皮脂が詰まってしまいます。
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②面疱(コメド)
毛穴に皮脂が詰まった状態です。開放面疱と閉鎖面疱が存在します。
開放面疱(オープンコメド):毛穴の出口が多少開いているものです。
閉鎖面疱:(クローズドコメド):毛穴の出口が閉じているもの。オープンよりも炎症が起こりやすいと言われています。
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③炎症反応
皮脂を栄養源としてアクネ菌が異常に繁殖し炎症が起こります。これが一般的に言われる「赤ニキビ」です。
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④炎症の進行
炎症が進行すると膿ができます。(炎症性ニキビ)毛穴の中でのアクネ菌と白血球の戦いがあります。戦い後は死骸となりそれが膿として残ります。膿は自然吸収されるので待つか医療機関にて排膿すると良い経過をたどります。
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➄陥没(クレーター)になる
炎症が収まり跡が残ることがあります。残るかどうかは個人差があります。炎症が強いと跡が残る可能性も高いので炎症を強めないような工夫が必要です。
ニキビの進行具合を知った上で進行を防ぐにはどうしたら良いかを考えた時におススメのツボをご紹介します!あくまで皮膚科治療、鍼灸施術を受けたうえでのセルフケアとしてお使いください。
①合谷(ごうこく)(手の親指と人差し指の間ツボ)
頭部顔面の病に対してはこの合谷が有効とされています。刺激をすることで頭部顔面部の血流量が上がることが研究されており、サーモグラフィーでの血流増加が見られております。また、胃腸系の循環にも関りがあり腸ケアとしても活用できます。(胃腸と肌の関係に関しては次回以降説明していきます)
②攅竹(さんちく)(まゆがしらの付近で鈍く感じるところ)
こちらは三叉神経(顔面を上中下の3つに分けてつかさどる神経)の第1枝が通るツボです。第1枝は額周りを支配していますのでおでこに症状がある際にはこちらを刺激するのがおススメです。
③夾承漿(きょうしょうしょう)(口角を下方に下がったところで指が止まる付近鈍く感じるところ)
こちらは三叉神経の第3枝が通るツボです。第3枝はアゴ周りを支配していますのでアゴ周囲の症状がある際にはこちらを刺激するのがおススメです。
※その部分にニキビがある際にはつぶさないようにして注意が必要です。
~最後に~
今回紹介したケア方法はニキビケアのほんの一部に過ぎません。ニキビケアには食事、睡眠などの生活習慣の見直しや日々のスキンケア、飲み薬や塗り薬、ピーリングや光治療などの治療法など様々な方法があります。
今回紹介できなかった部分に関しては次回以降に紹介できたらと考えております。ご不明な点は電話でもご相談を受けますので気軽にご相談ください。少しでもニキビにお悩みの方の力になれますように!!
最後まで閲覧いただきありがとうございます
美容鍼灸の効果は?
こんにちは つつみ鍼灸整骨院の飯村です。
今回は美容鍼について投稿していきます。
美容鍼は古代中国の王朝時代から効果を知られていて、美容効果を求めて王妃が受けていたという記録が書物に残されています。
最近になり美容鍼が注目を浴びたのは海外セレブやハリウッドスターが美容法として取り入れ始めてから注目度がグーっと高まり現在では各国で施術が行われるほどになっています。
では、実際に美容鍼がどのような効果があるのかをお伝えしていきます。
美容鍼には大きく分けて3つの効果が言われています。
① リフトアップ効果
② 血流改善効果
③ 筋肉に対する効果
①リフトアップ効果について
鍼を打つことにより肌の第2層である真皮層に目に見えない微小な傷を与えます。
ヒトの身体には創傷治癒機能が備わっていますのでこの傷を修復していきます。
傷の修復の過程で真皮層細胞が活性化して、そこに存在するコラーゲン繊維やエラスチン繊維、ヒアルロン酸が生成促進されて結果的に肌のハリや弾力がアップしてリフトアップに繋がります。
リフトアップをすることで額のしわや目尻のしわ、黒クマ、ゴルゴライン、マリオネットライン、ほうれい線にアプローチが出来て、効果が期待できます。
②血流改善効果について
鍼を刺入して留める事により鍼周囲に血流が集まる反応が起こる事、また軸索反射という反応が体内で起こることで皮膚の血流が上がります。
ですので肌の血色やトーンアップ、細胞への酸素や栄養分の行き届きがよくなったり、ターンオーバーを促進、正常化してくれたり、肌荒れやニキビの修復を早めてくれる効果が期待できます。
③筋肉に対する効果について
鍼を打つことで自律神経に作用して副交感神経の働きが優位になり筋肉の緊張が緩みます。また筋肉に直接鍼が入ることで筋肉の血流量が増加して栄養酸素が送られます。
その結果正常な収縮、弛緩が可能になります。
当院では電気刺激をすることで筋肉の収縮弛緩に対してよりアプローチをしております。
眉間のしわ、かみしめなどの力の入るクセに対して緩ませることで効果が期待できます。
当院の美容鍼は全身のバランスも考えて行いますのでお顔だけでなく手足体幹周りのツボも用いて施術を行いアンバランスにならない様に施術をしていきます。
その人その人に合わせてツボを決めることでより肌に良い影響をもたらしていきます。
効果の持続に関してですが初めて施術される方の効果の持続期間(リフトアップの持続、化粧水の浸透力、化粧乗りの良さ)は平均して3~4日と言われています。長持ちする方で1週間となっていて、施術を繰り返すことで細胞の活性化が起こり長持ちするようになってきます。
効果の持続が確認できてくると10日、2週間、3週間、1か月と間隔をあけていきます。状態を確認しながらその方に合わせたペースを確認していきます。
効果の持続をさせるうえでは生活習慣の見直しとセルフケアが大切です!
しっかりとした睡眠、栄養バランスの摂れた食事を心がけましょう。
(睡眠食事に関しての詳しい話は次回以降にしていきます。)
今回はお家でのセルフケアで簡単にできるツボ押しを3つ説明していきます。
① 陽白(ようはく)
場所:瞳孔線上 眉の中央から親指1つ分上方にあるくぼみ
目的:リフトアップ(目元のたるみ、重さ)
② 太陽(たいよう)
場所:目尻と眉尻の延長線上で交わるところのくぼみ
目的:眼精疲労
③ 巨膠(こりょう)
場所:瞳孔線上を下降していき、頬骨が触れなくなるところのくぼみ
目的:リフトアップ(頬のたるみ、ほうれい線)
まずは1日10回から心地よいくらいの圧で取り組みましょう!
日々コツコツ繰り返していくことで-10歳肌も可能になります!!
試してみましょう!
美容鍼を試したい方、ご質問、ご不明な点がある方はご連絡お待ちしております。
「むくみ」に有効なツボはココ!
こんにちは、つつみ鍼灸整骨院の菅野です。
私は訪問で鍼灸治療を主にさせていただいています。そこでよく聞くお悩みの「むくみ」について、今回お話しさせていただきます。
むくみとは皮膚の下にある皮下組織に余分な水分が溜まる状態のことです。
手足や顔が腫れぼったい、重い・違和感があるなど、みなさんも感じた事がある身近な症状なのではないでしょうか?
人間の身体は約60%が水分で構成されています。その内の3分の2は「細胞内液」という細胞の中に含まれる水分で、残りは「細胞外液」という血液に含まれる水分や細胞と細胞の間を満たしている水分です。これらの水分は、細胞に栄養を送ったり、老廃物を除去する役割をしています。細胞や血管の中を行き来して体内の水分のバランスを保っていてくれています。
しかし、このバランスが崩れて、細胞と細胞の間に水が溜まり、異常に増加した状態を「むくみ」、または「浮腫」と言います。
原因について
一過性のもの(一時的にむくむ血流障害・新陳代謝の低下によるもの)
・長時間同じ体勢でいる
・ストレス、過労、睡眠不足
・塩分の取りすぎ
・運動不足による筋力低下
・アルコールの取りすぎ
・加齢
・過度なダイエット
・冷え
・女性ホルモンの変動…など
※女性は男性より筋肉量が少ないため、心臓に向かって血液を押し戻す働きが弱い傾向があります。そして、生理や妊娠などのホルモン影響でむくみが出やすくなります。
慢性的なもの(数日間むくみ出る疾患によって出るもの)
・心臓、肝臓、腎臓の障害
・低栄養
・甲状腺機能低下症
・リンパ浮腫
・下肢静脈瘤
・アレルギー、膠原病等の自己免疫疾患
・エコノミークラス症候群
・現在服用している薬の副作用…など
実は色んな要因があります!心当たりはありましたでしょうか?ご自身のむくみの場所や程度、期間なども原因のヒントになりますので、よくチェックしてみましょう。
解消法・予防法について
長期間続き異常なむくみが出る場合の疾患が原因の場合は、かかりつけのお医者さんに相談してみましょう。現在たくさんの薬を服用している方も、心配な時は一度お話してみてください。
生活習慣や体質でなりやすい方の場合
・長時間同じ姿勢を取らない
…座る姿勢が多い時は1度立ち、立つ姿勢が多い時は膝の屈伸運動。
・運動
…ストレッチやエクササイズで、筋肉を動かし、体液の停滞を解消。
激しい運動ができない方は足首を回したり、足踏み運動を行ってみましょう。
・入浴
…湯船にしっかり浸かり身体を温め血流促進。入りづらい方は足湯でも効果あり。
・食事
…塩分を控える(過剰摂取は体内の水分と塩分のバランスを崩してしまうため)
カリウムを摂取する(余分な水分を排出してくれる。海藻やフルーツなど)
ビタミンを取る(ビタミンB₁、B²、B₆、肉・魚介類など)
アルコールは取りすぎない(利尿作用による脱水)
過度なダイエットはしない(摂食障害での栄養不足)
・生理前の症状改善
…水分の排出を促すサプリメントや漢方薬など
・体を冷やさない
…クーラーのききすぎた場所では膝かけや上着をかけて調節
・弾性ストッキングやソックスを着用する
…ふくらはぎや足首を圧迫して血液やリンパ液を戻りやすくしてくれる
・体を締め付ける衣服はさける
…きつすぎる下着を着けると血行を妨げる
・マッサージをする
…リンパの流れをよくするため、むくみやすい場所を心臓から遠い部分から近い部分に向かって、関節まわりに流すように行ってみましょう
日常生活で少し意識して取り入れてみてください
ここで私たちもよく使うむくみに効くツボを紹介致します。
水分(すいぶん)
おへそから指1本分上にあるツボ
→全身にむくみが出やすい方はオススメです
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしから指4本分上にあるツボ 骨の際にある、押すと痛い場所。
→足のむくみや婦人科系などにも効くツボです
湧泉(ゆうせん)
足裏のつま先から1/3にある、足の指を曲げた時に中央の凹んだ部分にあるツボ
→血行・冷えの改善、疲労回復、不眠にも効果あります。
足三里(あしさんり)
膝下に向かって指4本分下がった、すねの外側にあるツボ
→免疫力を高め、内臓の動きを活発化させ、身体に溜まった老廃物の排出を促してくれる
どこも手の届く場所だと思います。もし足裏の湧泉のツボが触りにくい場合はゴルフボールなどで手を使わずにツボ刺激が行えますので、ぜひやってみてください。
今回は身近なむくみについてお話しましたが、原因や要因もさまざまなので、当院にお越しの際は気軽にご相談ください。歩くのに大変な方は往診もさせていただきます。今回紹介したツボだけでなくお悩みに合わせて施術致します。運動や日常生活の注意点、当院でも取扱っているソックスやサポーターなども説明させていただきます。
皆様にとってより良い日常生活が送れるよう努めてまいります。