つつみ鍼灸整骨院BLOG

2018.03.21

手根管症候群に対する研究報告

こんにちは。つつみ鍼灸整骨院の院長 松岡です。
今回は手根管症候群に関してです。
ご存じの方も多いと思いますが、
手根管症候群では、手首の周りにあるトンネルで、
正中神経といわれる神経が障害をうける
ことにより、指先にシビレをおこす病気です。
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米国シカゴトリビューンは6月9日付けの記事にて、
手根管症候群に対して鍼通電療法が有効であるとした
臨床研究結果を報告しました。
記事が取り上げたのは医学誌(Canadian Medical Association Journal)
最新号に掲載された研究結果です。
香港中国大学の研究グループによると、
174人の手根管症候群患者を、
就寝時にギプスを装着する群、
夜間のギプス装着に加えて
17週にわたる通電鍼治療を行なった群の2グループに分け、
症状経過を比較しました。
その結果、通電治療を加えた群の方が
ギプスのみの群に比べて
可動域、巧緻性、機能性などの点で
効果があったと分かったということです。
手根管症候群は症状の進行により、
手術による治療が多く行われるが、
手術はリスクも費用も大きくなり、鍼治療はそれらの点で
有効な代替手段になるだろう
という研究者のコメントも紹介しています。
”Electroacupuncture helps ease carpal tunnel in study”
 Chicago Tribune-Jun 9,2016
(研究で通電鍼治療が手根管症候群に効果があることが明らかになる)
手根管症候群でお悩みの方、是非お近くの鍼灸院に
ご相談ください!
『医道の日本2016年8月号』より抜粋
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