つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。
今日も御覧になっていただきありがとうございます。
今回は多嚢胞性卵巣症候群についてです。
【多嚢胞性卵巣症候群とは?】
多嚢胞性卵巣症候群(以下PCOS)は卵巣を覆う
被膜が硬化してしまい、卵巣の中に沢山の未熟な
卵胞が排卵されずに残ってしまう病気です。
多嚢胞性腫大、排卵障害などを引き起こします。
成人の生殖期の女性の約5%にみられ、不妊原因の
約20%近くとも言われています。
【PCOSの自覚症状】
①毛深い: 血中の男性ホルモン(テストステロンが多い)
の濃度が上昇するため
②無月経(または不順): 黄体ホルモン(LH)卵胞刺激ホルモン(FSH)などの
女性ホルモンの乱れから起こります。
③肥満傾向: インスリンの関与から起こります。
血糖値のコントロールがPCOSには重要になってきます。
【PCOSでは妊娠できないの?】
PCOSは排卵障害ですので、通常の方と比べれば
妊娠はしにくいのは事実です。
排卵も全くされていないのか、数か月に一回程度の
排卵であればあるのかなど、病状の差は見られます。
PCOSは、あくまで排卵障害であり、
卵子までに異常があるわけではありません。
実際海外の研究グループの発表で、
PCOSと判断に至った35歳の女性の86.7%が、
第一子の妊娠に至り、その73.6%は自然妊娠だった
というデータもあります。
【PCOSに対する鍼灸】
腹部や四肢への鍼灸後の卵巣動脈の血流量増加、
自律神経や女性ホルモンのバランス改善に関する論文・研究は、
国内・海外でも多く発表されています。
当院の鍼灸施術も、子宮・卵巣周りの血流改善、
自律神経の調整、女性ホルモンのバランスを整えることを
目的とします。
悩まずに是非ご相談ください。