つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。
今日もコラムを御覧になっていただきありがとうございます。
今回は後陣痛にお灸が効果的であるという文献紹介です。
河北省保定市第二病院リハビリテーション科の高建英は、
産後の子宮が収縮する際の痛みは温灸が有効と報告しました。
対象: 同病院の50名
平均年齢: 24.6歳(20~38歳)
※痛みの程度: Ⅱ級44例、Ⅲ級6例
流産経験者: 15名
血小板全員正常
出血傾向・産科合併症なし。
治療法:産婦を仰向けで腹部に温灸(箱灸)1時間
1日1回、1クール2回
結果: 施術後24時間後は痛み消失 21例
著効(50%以上軽減) 26例
有効(20~50%軽減) 3例
無効 0例
同48時間後は症状消失 39例
著効 9例
有効 2例
無効 0例
こんなに変わるのであれば、もう我慢する必要はないですね!
※痛みの程度(疼痛分類基準)
0級: 無痛
Ⅰ級: 痛みは軽度で耐えられ睡眠に影響ない。
Ⅱ級: 痛みは中等度で耐えられず、睡眠に影響あり。
Ⅲ級: 痛みは重度で耐えられず、睡眠・食事への影響が
強く、悪心・嘔吐などを伴う。
参考文献 鍼灸柔整新聞 953号