こんにちは。つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。
今回は、
『鍼が高プロラクチン血症による不妊治療に有効という研究』です。
プロラクチンは脳の下垂体から分泌されて、
排卵・妊娠・授乳など女性の生殖機能に、
大切な役割をするホルモンです。
特に授乳時にこのプロラクチンが乳腺に作用し、
乳汁分泌を促すため、
授乳期でもないのにプロラクチン値が高いと、
月経不順や流産のリスクが高まります。
そんな症状にお悩みの方に朗報です。
高プロラクチン血症に対する鍼灸の有効性が発表されました。
【以下抜粋】
英国ザ・サンは9月9日付けの記事で、臨床研究におけるプロラクチン血症の
不妊症治療で、鍼が投薬よりも2倍近く妊娠率を向上させることが明らかになったと
伝えました。
研究では、高プロラクチン血症の不妊治療を受けている患者60人を対象に、
週に1回30分の鍼治療を受ける群と、毎食後1回の投薬治療を受ける群で
その妊娠率を比較しました。記事では治療後の約1年にわたる追跡調査の
結果、鍼治療群の妊娠率が43%だったのに対して投薬が20%であったと
レポートしています。また投薬群の63%が強い副作用症状を訴えたのに対し、
鍼治療にはほとんど副作用の訴えがなかったとも伝えています。
さらに、不妊治療の専門家のコメントを引いて、「鍼治療の安全性と効果を
考えると不妊患者が取り入れることは有効だ」とも紹介しています。
Acupuncture beats fertility medications when it comes to heiping women
fall pregnant :The Sun Sep 9.2016
医道の日本より抜粋