つつみ鍼灸整骨院の根本です。
本当にあった怖い話…皆さん、お盆はいかがお過ごしでしたか?自分はあっという間に休みが終わった気がします😭今回はちょ〜っち怖い夏の体験をお話します。
初めに…
皆さんは複雑骨折と聞いて、どういう骨折を思い浮かべますか?たぶん多くの人は、「骨が粉々になったもの」や「何本か骨折したもの」というイメージを持っているんじゃないかと思います。でも実は、複雑骨折とは、開放性骨折のことを指しているんです!
皆さんが思っているのは、もしかしたら粉砕骨折のことかもしれませんね。
まず、骨折の定義および、骨折の固有症状について説明します。
骨折の定義
「骨折とは、骨組織の連続性が完全にあるいは部分的に離断された状態をいう」と定義されています。骨の損傷は、損傷した骨自体が正常であるか、病的であるかによって分類され、骨折であれば、外傷性骨折と病的である骨折に分けられます。
骨折の固有症状
骨折をすれば、骨折部に現れる特有の症状があります。
異常可動性
骨折部における可動性で、関節であるかのように骨が動くものをいいます。
軋轢音(あつれきおん)
骨折端部が触れ合って発生する音のことです。これは、骨折部に指をあてて、かろうじて触知できる程度のものが多いです。
転位と変形
骨の位置が変わることを転位といいます。そして転位によって、外見上の変形が現れます。
複雑骨折と粉砕骨折の違いについて
複雑骨折=開放性骨折
軟部組織が損傷し、骨折部と外界が直接交通するものです。細菌感染の危険性が高く、皮下骨折とは異なった処置が必要となります。
開放性骨折は複雑骨折と呼びますが、粉砕骨折と混同しやすいので、勘違いしている人が多いことでしょう。次は、粉砕骨折とは何かをお話します。
粉砕骨折
骨折は骨折線の走る方向によって、横骨折や斜骨折、縦骨折などに分類されます。粉砕骨折はその分類の中に含まれます。粉砕骨折とは、強大な外力によって発生し、骨折線が複数存在して、骨片の多いものをよびます。そして粉砕骨折は、徒手整復が不可能な骨折です。
以上が複雑骨折と粉砕骨折の違いです。
複雑骨折は滅多に見られるものではありません。では今回、なぜそのような話をしたかと言うと…その複雑骨折を目撃してしまったからです😱(本人には了承済みです。)
怪我したところを見せてもらったら、「あっ、素晴らしい👏」って思ったほどに皮膚が切れている状態でした。Aさん曰く、「指が無くなった!」と思ったらしいです😰「指を曲げると骨が見えるから、曲げるのが怖い。」と語っていました。傷口がぱっくり切れていたので、自分は一言、「骨洗われるよ」と。(開放創は汚染や異物が存在することが多い。よって洗浄される。)
レントゲンとMRIを撮ったところ、基節骨の縦骨折だったそうです。それと伸筋腱(指を伸ばす筋肉)も半分くらい切れていたとか…。手術にて、骨にボルトを、伸筋腱の縫合を行ったそうです。この状態では当分は安静ですね😅
資料にと頂いた画像です。
ちゃんと骨折してますね😅
画像を提供してくれたAさんには感謝です。一刻も早く怪我が治ることを願っています。
今回は滅多にない症例のお話でしたが、いかがだったでしょうか?自分達もいつ大怪我するかは分かりません。日々気をつけて生活しなきゃいけませんね💦以上、お盆におきた本当にあった怖い話でした。