つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。
今回は首の付け根の痛みについてです。首の痛みといっても、当たり前ですが原因も様々です。
①頸椎椎間板周囲の痛み
いつも首の右側、若しくは左側がきまって定期的に痛みが出る場合。首の動きによって肩や背中に痛みが放散するようなケースは頸椎の椎間板や椎間関節由来の痛みかも知れません。
椎間板は椎骨の間にある、いわばクッションの役目をする繊維軟骨で、ゼラチン状の髄核とそれを包む繊維輪からなります。イメージ的に言うと、「あんこ入りバームクーヘン」みたいになってます(笑)
椎間板の痛みと言うと、椎間板ヘルニアを想像する方も多いかもしれませんが、椎間板の損傷も段階があり、初期の椎間板の損傷を【椎間板症】といい、椎間板症は椎間板の軽度の損傷・変性ですので、頸椎椎間板ヘルニアのような、上肢や肩甲骨周囲に放散する鈍痛やシビレなどの神経症状は見られないことが多いです(重度の椎間板症は出ることもあります)また、頸部の運動時の痛みを伴うことが特徴です。鍼灸が良く効きます。
⓶筋緊張性によるもの
頸部の周囲の筋の緊張によって主に首の後ろに痛みや頭痛が起こることがあります。この場合や筋肉の緊張が原因ですので、お風呂やストレッチ、鍼灸やマッサージ等でも緩和されます。
③自律神経の不調によるもの
最後は自律神経の不調による首の痛みです。首の付け根の重いような痛みがでます。この症状は随伴症状として「耳鳴り」「めまい」「不眠」「胸の息苦しさ」「喉のつかえ感:梅核気」を訴える方も多いのが特徴です。鍼灸で症状が緩和できます。
これらの症状でお悩みの方、是非鍼灸を受診してみてください。また、ご相談も随時受け付けております。