「ノイロシステムビジョン(Neuro System Vision)」とは、
自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスを可視化・数値化するための医療機器(測定機器)です。
🔹概要
ノイロシステムビジョンは、身体に微弱な電流を流し、良導絡理論(りょうどうらくりろん)に基づいて、
自律神経の興奮・抑制状態を測定する装置です。
この理論は日本の医師・中谷義雄博士が提唱したもので、
東洋医学の「経絡(けいらく)」と西洋医学の「自律神経生理学」を融合させたものです。
🔹測定方法
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両手・両足などに測定電極を当て、約24カ所(または左右12経絡)の皮膚電気抵抗を測定します。
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その電気的反応(導電性)から、交感神経・副交感神経のバランスを推定します。
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測定結果はグラフ(良導絡チャート)として表示され、
どの経絡が興奮・抑制しているかを視覚的に確認できます。
🔹分かること
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自律神経の全体的なバランス(交感・副交感のどちらが優位か)
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各臓腑や経絡に対応する興奮・抑制の傾向
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ストレスや疲労による神経活動の偏り
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鍼灸や整体などの施術前後の変化(効果の見える化)
🔹臨床での活用
つつみ鍼灸整骨院では、
このノイロシステムビジョンを用いて
施術前に自律神経の状態を測定し、
「交感神経過緊張タイプ」「副交感神経優位タイプ」などを判定。
その結果をもとに、
患者さんの体質や不調(例:耳鳴り、不妊、めまい、頭痛など)に合わせて
鍼灸刺激の部位や強さを最適化していきます。
🔹まとめ
項目 | 内容 |
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製品名 | ノイロシステムビジョン(Neuro System Vision) |
理論 | 良導絡(中谷義雄博士提唱) |
測定方法 | 微弱電流による皮膚電気抵抗測定 |
測定対象 | 自律神経のバランス・経絡の興奮抑制状態 |
主な用途 | 自律神経測定、施術効果の可視化、施術方針の決定 |